(2004. 1. 26)
1月25日投票の八王子市長選挙で、「市民の手で市長をつくる会」が擁立した伊沢明候補(日本共産党推薦)は、46383票(得票率37・91%)を獲得、前回市長選挙で伊沢候補が獲得した、28184票(15・97%)を18199票、得票率では、2倍以上の21・94ポイント上まわるという大善戦でしたが、残念ながらおよびませんでした。
伊沢候補をご支持いただいた市民のみなさんに、心から感謝申しあげます。
自民・公明の推薦をうけながらも、黒須候補の得票は、75970票にとどまりました。
これは、全有権者の2割以下にすぎず、黒須候補が、市民の批判を恐れて、「ゴミ有料化」や「南口60階マンションや市民会館移転への税金投入」という重要争点を隠しとおしても、なお、この結果だったのであり、とうてい信任されたと言えるものではありません。
これは、黒須氏が、市民の「福祉の増進」をはかるべき自治体ほんらいの役割を投げすてて、自治体を「株式会社」と公然とよび、あいかわらず、国とゼネコンのすすめる大型開発計画を押しつけることに熱心な市政運営を行なっていることへの市民の批判のあらわれです。
投票率が、29・56%と、戦後最低となる異常なものであったのも現市政への不信の反映です。
伊沢候補が出馬を表明してから、わずか2ヶ月間という短い期間でしたが、伊沢候補のかかげた、憲法を市政に生かすことを基本に、ゴミ有料化計画中止、30人学級・中学校給食の実現、介護保険の負担軽減、商工業・農業の振興、高尾山の自然をまもる公約は、市民の共感を大きく広げました。
伊沢候補の訴えた、「税金の使い方を、大型開発中心から市民のくらしを第一に」との訴えには、「福祉は私たち高齢者の命綱、これ以上切り捨てないで」、「小さな子どももいて、これ以上、値上げや有料化されたら生活していけない」など、弱い立場にある人からの切実な共感の声とともに、伝統ある八王子の商工業を支えてきた保守層からも、つよい期待が寄せられました。
また、「会」に結集する各団体・個人の方々が、創意工夫をこらし、シンポジウムや学習会、対話演説会などのとりくみが、共感をひろげる上で貴重な役割を果たしました。
伊沢候補と、私たち「市民の手で市長をつくる会」がかかげた政策は、圧倒的多数の市民の切実な願いと一致するものであり、その実現のための運動を、市民のみなさんと力をあわせてすすめる決意です。とくに、ゴミの有料化について、黒須市長は、市民の声もじゅうぶん聞かずに、3月議会で提案し、10月からは強行しようとしています。私たちは、選挙のなかでよせられた市民の声にこたえ、有料化中止のための世論と運動をよりいっそうもりあげていく決意です。
「市民の手で市長をつくる会」には、市民のくらし、高尾山を守る市政の実現で一致する、広範な市民団体、労働組合、政党が共同の輪を広げたたかいました。これからも、要求で一致する共同を、八王子の未来をひらく土台にして、「市民が主人公」の市政をめざして全力をあげるものです。
市民の手で市長をつくる会